番号 | d7 |
分野 | コンクリート構造物の塑性域の挙動と終局強度 |
タイトル | 芯材の付着特性がUBRC橋脚の構造特性に及ぼす影響 |
著者 | 家村浩和(京都大学工学研究科) 高橋良和(京都大学工学研究科) 曽我部直樹(京都大学大学院工学研究科) 永尾直也(京都大学工学部) |
概要 | 高耐震性を有するRC橋脚として、アンボンド芯材を用いたRC橋脚(UBRC橋脚)が開発されている。この橋脚構造では、コンクリートとの付着が切れるようにアンボンド処理を施した高強度鉄筋を、RC橋脚内部に配置することにより、その復元力特性に安定した正の二次剛性を付与することができる。ただ、芯材に対するアンボンド処理の実施は橋脚の建設時における費用、作業量の増加に繋がる。そこで、本研究では、アンボンド処理を施していない高強度丸鋼のUBRC橋脚への適用性について、正負交番載荷実験、FEM解析に基づく検討を行った。その結果、アンボンド処理を施していない高強度丸鋼をRC橋脚に配置することでも、橋脚の変形に伴いコンクリートとの付着が切れることによりUBRC橋脚で期待する性能を得られること、また、芯材の付着特性がUBRC橋脚の構造特性に及ぼす影響を明らかにした。 |
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